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一昨日はサークルの飲み会でしたよ。一心不乱に焼肉をむさぼった後カラオケで、
「これが(私的)真田家のイメージソングだぜ!」と音出ない歌を勢いで…忘れてください。
結局歌わなかったけど「語り継ぐ●と」は個人的に武田→真田ラインの歌だと思うんだ、信幸オチの。
↓こっから私信
契さん>
足利ァァァァ!!!(落ち着け)良くないと思うな!僕そういう不意打ち良くないと思うな!!萌えるじゃん!
もう直義は兄貴と結婚すればいいんじゃね?駄目だもう…なんで太平記は皆幸せになれへんねや…OTL
足利兄弟ラインは義詮でシメられると切なさ倍増には諸手を挙げて賛成しますが個人的には間に直冬が入って義満による南北朝統一でシメられると身悶えるよ!南北朝合一は後日談みたいな感じでさ!北畠家の奮闘とか南朝の粘り具合とか太平記のメインメンバーが死んだ後って源氏物語の宇治十帖みたいな雰囲気で好きだ。とりあえず君も南北朝書いたらいいと思う。観応の擾乱→三角関係のもつれとか考えてた私は本当ないな、と思いました。
以下契さんによる燃料投下でレポートそっちのけで書いた南北朝小話。
うちの南北朝は足利兄弟デザからも分かるように基本的にギャグ前提のアホファンタジーなので、
「幻想●伝・太平記」ぐらいのノリでお読み下さい。真面目に読んだら負け…みたいな(オイ)
阿野廉子と後醍醐。なんか凄い性格とか嫌な感じの廉子と後醍醐。
本人激甘のつもりで書いたけど、純粋にこの二人が好きな人は見ないほうがいいと思うな!
廉子にだって泣きたくなるときくらいある。
そんなことは誰にも言えないし、勿論言ったこともない。
馬鹿だし愚かだし情けないと自分でも思いながらも、どうしても泣きたくなるときがある、
理由はそれぞれ。あるときもあれば何にもないときだってある。
定期的に来るそれは生理的なものだ、と廉子は思っている。
どうしようもないから、そのときが来たら黙って耐えるだけだ。
出来れば、誰にも見つからないようなところで。
厭われ憎まれそれでものし上がっていく気ならば死角などあってはならない。
だから当然、廉子には泣いている姿をどこの誰に見られようと、咄嗟に良くて同情を、
そうでなくてもけして悪くはない印象を相手に与えるぐらいの機転はきくつもりである。
よって本当は、本当ならば廉子はそんなことをまるで気にしなくていいはずなのだけれど
やはり出来ることならば、そんな姿は誰にも見られたくなかった。
廉子は泣いている。理由は思い出せない。頭の中が判別のつかない色でぐちゃぐちゃだった。
人生でも一、二を争うような失態、醜態の前にいるのはよりにもよって、
廉子がこの世で二番目にこんな場にいて欲しくないと思っている人間だった。最悪だった。
今すぐにでもこの場を立ち去りたい、けれどそれは出来ないから、
出来る限り早く思考を整頓し冷静な状態に立ち返って何とか取り繕わなくてはならない。
そう分かっているのに握られた拳は開かないし、足は地に根が張ったよう。
心の臓はちっとも落ち着かなくて、呼吸は苦しいほど荒いまま。
色彩に何度も何度もモザイクがかけられて頭の奥ががんがんした。
せめて声は出さないよう必死に唇をかみ締める。
何もかもが最悪の状況の中で、目の前の男はといえばやはり最悪だった。
まず対応が最悪だった。普段天下について、王道について語るときの饒舌さはどこへやら、
赤くなったり青くなったりおどおどと辺りを見回したり表情を伺ったりするばかり。
表情も最悪だった。いつもどんな劣悪な状況に追い込まれようとこちらがうんざりするぐらい
前向きだった男がこんなところでそんな絶望的な顔をしてどうする。何もかもが間違っている。
そわそわと所在なさげに動く手もうっとおしい。
ここで気のきいた言葉の一つでも言うとか、あるいは何も言わずに立ち去ってくれれば、
ああ、とにかく何だっていい!何だっていいから何かしてくれれば
そこから動き出すことも出来たのに、男が結局ただ突っ立っているままだったので
結局廉子もその場に立ち尽くしてぼろぼろと涙を零しているままになってしまった。
最悪だ、最悪、最悪、最悪最悪最悪最悪!!
何でこんなことになってしまったのかをぐちゃぐちゃに掻きまわされた頭で考えたが、
そんなことはもうどうでもよかった。全部この男が悪いのだ、全部全部全部!
本当はこんな筈じゃない。自分はこんなんじゃない筈だった。もっと上手くやれるはずだった。
それが全部上手くいかないのは、上手くいかなくなったのは、いつだってこの男のせいなのだ。
そう思ったら余計に憎たらしくて悔しくてこぼれる涙は量を増す。どうしようもない負の連鎖。
何もかもにコントロールが効かない、そして揺れる世界が決壊する前に視界は暗く覆われた。
「……………………………。」
「………廉子。」
最悪だ。何もかもが最悪。
この男の対応と来たら、恐らく考えに考えた結果だろうに最悪だった。
何でもいい、何かしてくれたのならそれをきっかけに上手く取り繕って
この場を立ち去ることも出来たのに、抱きしめられたらどこにも行けやしないではないか。
どこにも行けないどころか何も出来ない。男は続きを言わないし、その手は背中を撫ぜているだけ。
本当にどこまでもどうしようもない男だ。肝心なときに、肝心なことは何も出来ない。
(誰の、せいだと思ってるの。)
唯の八つ当たりだと思いながら、そう罵倒するのを止められなかった。
誰のせいだと思っている。誰のせいでこんなことになっていると思っている。人の気も知らないで。
その腕の中から逃げ出さないのは、逃げ出せないのであって、
こんな底の浅さなどとうに知れている帝であることしか意味のない男の傍にいるのは
自分がこの男に全てを賭けたからであり、それ以上はここにいざるを得ないからである。
なのにいつだってこの男は廉子の望むものを与えてはくれない。
その度にいつかは報われると歯を食いしばって耐えているというのに、いつだって、今だって。
最悪だった。何もかもが最悪で、この男のせいだった。
本当に全てこの男のせいだったのならどんなによかっただろうか。
廉子にだって泣きたくなることくらいある。
次にそのときが来るのはいつだろうか。考えるだけでも憂鬱になる。
願わくば、そのときは目の前にいるのがこの男ではありませんように。
黒い衣の端を引きちぎらんばかりに握り締めながら、廉子は忘却に没頭した。
うちの廉子はやり手で野心家な悪女。後醍醐は…後醍醐です…(つかんでいるようないないような)廉子に関する資料を読んでいて私が淀殿に足りないと思っていたものはこれだ!と思いました。にしたって隠岐に流された後醍醐についていくガッツが凄ぇ。護良と仲悪いのも本当に萌える。その辺の話を描きたいなぁ、と思いつつまだ資料読んでません(死)
