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日本史(戦国史)やらゲームやら漫画やらメインに 二次創作と妄想を垂れ流すサイトです。 初めての方は”はじめに”からどうぞ。
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writer:柴漬亀太郎 2024-04-28(Sun)  
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やっちゃったZE☆
writer:柴漬亀太郎 2008-06-11(Wed) ネタ的な 
ポチさん宅のIF歴史もの(小牧・長久手辺りで家康・昌幸VS秀吉・如水)語りと漫画に萌えて萌えて
萌え死ぬかと思ったので勝手に設定をぱくった挙句、暴走して書きました。本当にやっちゃったよ。
レポート提出前に何やってんのwwww…笑い事じゃない件について。

歴史IFパラレルで、小牧・長久手っぽい戦いで家康・昌幸VS秀吉・如水が目標。
けど家康も秀吉も如水も出てこない(死)要するに家康の下で戦う昌幸の話。
一応正史・長久手の戦いがモチーフですが、いろいろと細かく状況設定は変えてあります。
それらはまったく反映されてないけど。多分これからも出てこないよ!!
「歴史パラレルはちょっと…」「ぶっ壊れてるキャラはちょっと…」という方にはオススメしません。
というか誰にもオススメできない…これは本当に私が楽しいだけだ…OTL
よろしければ以下よりどうぞ。あ、これギャグですから。

※ポチさんのところのIF設定を勝手にお借りしました。
  差支えがありますようでしたら、すぐにご連絡くだされば削除いたします。
  勝手な真似をして大変申し訳ありませんでした。




IF歴史もの&キャラ崩壊注意!!
↓↓↓↓







(昌幸と信幸)


みしり。
すぐ傍から聞こえてきた不穏な音が一体何なのか、最早確認しなくとも分かる。
みしりみしりと断続的に続いていたそれは木の繊維の最後の一本が無残の千切れ飛ぶ
盛大な(?)フィニッシュで締めくくられ、もううんともすんとも言わなかった。
(さようなら、親父の22本目の軍配。)

「……源三郎。言いたいことがあるならさっさと言え。」
「何もありませんよ…敢えて言うならもう少し落ち着いてください。そしてものは大切に。」

本日だけでもう何十回繰り返したか分からない問答に信幸は今回も付き合ってやる。
安心しろ、俺は今だ嘗て無く冷静だ。
そう言って笑う昌幸の口元は引きつっている。笑うのに失敗しているとかいうレベルじゃない。
普段の昌幸ならばここで激昂してもおかしくない筈なのだ、しかしそうでないことが逆に怖い。
怒りを通り越しているというか怒るに怒ることの出来ない状況に苛立っているというか
そもそもその状況を作り出さねばならなかったことに行き場の無い怒りを覚えているのか、はたまた

(……そんなに嫌か。徳川と組むの。)

西に秀吉、東に家康。
織田信長の作り出した統一の流れに乗って出来上がった二つの大きな勢力がぶつかり合うのは
それがいずれのことにせよ必然だっただろう。日の本の大半が、そのどちらに組するのかで
否応なしに二分化されつつある状況で、宿敵(といっても一方的なものだろうが)といっても
過言ではない徳川方につくように進言したのは確かに信幸だ。
本来ならば大の徳川(家康、と後ろに付くのだろう)嫌いである父をこんな状況に
引っ張り込むのは不可能にも近かったが、如何せん情勢が最早それを許さなかった。
豊臣に付く義も術も利もなく、また最早中立でもいられないこと、
徳川に付くことが必ずしも服従のそれではないこと、この後に立ち回るには一番都合が良いこと、
真田の家が生き残る為に尤も効率的で確実な手段であること、
そして先祖代々の地と民と――――武田を、守るためにはそれが一番いいのだと、
そこまで引っ張り出して三日三晩叔父と重臣らと説き伏せた結果
昌幸は渋々、本当に渋々、嫌々、心の底から不服で不服で仕方が無いという様子を隠しもせず、
死んでも嫌で堪らないことを生きたまましなければならないこの世界への恨み辛みを
散々述べて、それでも渋って、山手に殴られて、亡き親方様の墓前に無念の旨を伝え、
これがいかに自分の意に沿わないことか先祖の墓前で信幸と信繁に延々延々と愚痴った後、
それでもそれでも渋って渋って渋って、ようやく承知した。正式に挨拶に行く際も渋ったが。
そんな昌幸を家康はむしろ喜んで迎え入れてくれたことが奇跡だった。
という訳で昌幸は家康下では破格の待遇、大抜擢にも程があるほどの軍勢の指揮権を与えられて
戦場にいる。そして今に至る、ああ家康様ってばなんて心の広い。回想終わり。

(分かってたけどさ…いや分かってたけどね。そりゃ俺もちょっとは悪いなー、って思いましたよ?でもこう止むを得ないことってあるよね?普通だよな?うん、悪くない。俺は悪くない。)

哀れな23本目の軍配に悲鳴を上げさせながら戦況を見守る昌幸の後姿に若干後ろめたさを
覚えながら信幸は軍配の二倍の数はしているだろうため息をまた一つ落とした。
逐一伝えられる戦況と情報を聞きながら昌幸は何事かぶつぶつと繰り返しては思考に耽っている。
あれだけ何だかんだと渋っておきながら、嫌悪感を隠しもしないでおきながら、
与えられた仕事は完璧にこなす昌幸の姿に、信幸はしかし尊敬の念を隠せずにいた。
いつものことながら――いや、状況が普段とあまりにかけ離れているからこそ、
この度の戦に於ける昌幸の采配の見事さに信幸は舌を巻かずにはいられなかった。
…よくも、やるものだ。
正直父が途中で家康の背後を突くなどと言い出さないか心配していたが、…寧ろ予測していたが、
そんなことは杞憂にもほどがあったようだ。
確かに作戦には――よほどイラついていたのだろう、悪い意味でなく酷い――ヤケッパチめいた
ところがあるのは否定しない。しかし、何だかんだと昌幸は家康の指示を無視して
軍を独断で動かし好き勝手に振舞うような真似はしていない。…今のところ。
寧ろその指示も意見もよく聞き、自らの意見も根拠を沿えて的確な説得を試みていると言っていい。
…勿論、その言い方と言葉遣いと態度にちょっとでは済まされない問題が含まれていることは
別にしなければならないが。

(……何だかんだと、情深いってことなのか。良くも悪くも。)

昌幸は確かに家康が嫌いなのだろう。それは根深く、きっと信幸には理解できぬ何かが
昌幸の中に存在しているに違いない。けれど、その分、昌幸は家康を認めているのだろう。
それが良くも悪くも…そんな簡単な言葉で済まされるものでは、きっと無いのだろうけど。

 

 



(…もしかしたら、意外といいコンビになれるのかもしれ)
「あぁんの糞狸がぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!ふざけんじゃねェェェッッ!!!」

これさえなければ。

 

 

 

はてさて、現在の戦況といえば一進一退。
幾ら昌幸がその才能と奇策を存分に活かそうと、徳川方の武将がその武を遺憾なく発揮しようと、
その条件は何も徳川軍に限った話ではないのが世の常である。
昌幸の作はすべてが上手くいくわけではないし、それは向こうも同じこと。
やってはやられ、やられてはやり返す…戦の状況は目まぐるしく変化する危ういバランスの上にあった。
そんな状況の中で、一人でも使えるコマが必要であろう盤上で、
昌幸の長男であり、その武その才けして父に劣らぬといわれた信幸がこうして本陣、
昌幸の傍に留まったままでいるのはどうした訳か。その意はいかなるものだろう。
勿論それには深い深い意図がある。
信幸には何よりも大切で重要で責任重大な、とある任務が課せられていたのである。それは、

「もういい!!あの狸の本陣でも囮にして一気に爆破しろぉぉッ!!狸が死んでも代わりはいるだろ野とか山とか熊本とか!!あの馬鹿御曹司でもいいから伝令飛ばせ信幸ィィィ!!!!」
「落ち着いて下さい父上ッ!!無茶とかそういうレベルじゃないこと口走ってんの分かってますか!?ご自分の立場と状況をよ~く考えて……冷静になれっつってんだろコノヤローー!!!」

23本目の軍配を只のガラクタへと変貌させ、ついに昌幸の発作が始まった。
信幸はとんでもない命令をテンションと怒りと苛立ちに任せ忍びに命じようとする昌幸を
後ろから羽交い絞めにし賢明にそれを宥める…宥めるというか、無理矢理押さえつける。
売り言葉に買い言葉、本日だけで何回目になるか分からない父の発作――堪忍袋の尾が切れた
状態に信幸のストレスも限界に達している、お互い素の自分全開、聞くに堪えない言葉で
罵りあう大変微笑ましい親子の光景が真田軍の本陣ど真ん中で繰り広げられていた。
これが信幸の役目である。
只でさえ家康の下、望まぬ状況での采配に苛立っている昌幸にとって、
自分の策がなかなか思うがままにいかない戦況はストレス以外の何者でもない。
普段なら相手の軍師の采配振りを褒め、対抗意識を燃やして戦意高揚するはずの場面も、
何故か全て「何で狸のせいでこんな目にあわなきゃなんねーんだチクショー!!」に
置き換えられてしまうこと甚だし。そんなに嫌いか家康公が。

「ちくしょぉぉー!!狸てめぇ俺が裏切ったらてめぇなんか30分で六条河原の見せモンだってこと分かってんのかこのすっとこどっこいがぁぁぁぁッ!!!分かってんならもう少し踏ん張ってみせろっつーんだ糞狸!!死ね!もう死ね!!寧ろ死ねェェ!!!」
「あんたどんだけ無茶苦茶いってるか分かってんのかこの糞親父!!皆頑張ってんだよ!!向こうも頑張ってんだよ!!大将死んだら何もかも終わるだろうがボケェェェ!!!頭冷やせ!!」


最早互いに支離滅裂になりつつある問答を信幸は頭の片隅で冷静に見つめ、嘆息する。

(何で俺がこんなことを………!!!!)
(え、だって源三が一番適任ですよ。)
(………大変申し訳ありませんが、私もそう思います。)

どこからか嘗ての弟と叔父の追い討ちが降って来て信幸の心を過去へ誘う。
親父の策で信幸に何度も何度も頭を下げながら遊撃部隊に加わった叔父。
どちらが奇襲部隊を率いるかとの話になった瞬間、有無を言わせず名乗り出て
頑張ってくださいね!と励ましならぬ死刑宣告を与えて去っていった双子の弟。
恨むぞ、二人とも。特に信繁。お前帰ってきたら覚えとけ。
今は戦場で生き生きと駆け回っているであろう双子の弟の無駄に晴れやかな笑顔が
よく晴れた青空にきらきらと浮かんで、更に恨み辛みが倍増するのを感じる。
そりゃ分かってるんだが。叔父も散々苦労しているし、大体信繁ではストッパーにならない。
だから二人がどうしようと信幸がここに残ることは恐らく必然だったのだろうけど。


(だから何で俺がこんなことを!!!!!!!!!!!)


残念ながら信幸は悲しいまでに昌幸の息子であった。
頭では苛立ち、嫌悪し、感情的にはどんなことをしたって避けたい事態であっても、
一度覚悟して決めたからには徹底的にやることはやる、そういう男だった。
あとこの戦がどれだけ続くのか誰にも予想がつかない。
そしてある意味で徳川軍の勝利は信幸の精神の限界にかかっているといっても過言ではなかった。
本当に、ある意味。

 

 

ああ、なるべく早く、できるだけ早く、少しでも早くこの戦に決着がつきますように!!

 


そのときその場にいたもの全員の、声にならない切実な叫びだった。








ごめんなさい(ジャンピング土下座)
もう期限前に何やってんのかね…!!このくそ忙しいときに…!!ポチさん家の作品を見てたら萌え止まらなくなって書きました…やっちゃいました…今はちょっと反省してます(ちょっと)家康&昌幸の共闘って夢だよね!な思いが捨てきれずに書きました…止むを得ない状況でも手を組むことは無そうな感じですがその辺はかなり夢を見てるって事で…。家康サイドとか秀吉・如水方も書いてみたいとか本当スイマセン。っていうかそもそも設定がパクリな件についてどうするのかね…気持ちポチさんに捧げま…っていうかいつでも削除する準備は出来てますんで!出来心だったんです!(オイ)リスペクト!リスペクトですから!!(もう黙れ)

 

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