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日本史(戦国史)やらゲームやら漫画やらメインに 二次創作と妄想を垂れ流すサイトです。 初めての方は”はじめに”からどうぞ。
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writer:柴漬亀太郎 2024-05-08(Wed)  
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深夜に何やってるんだろう…
writer:柴漬亀太郎 2008-06-27(Fri) 他史他時代(小説) 

原稿やってたら書きたくなった突発三国志話。周瑜の死の間際の話。
なんかこういうのが書いてみたくなったんです。許してください。いつものことだから(オイ)
無駄に改行が多い上に全体的に指示代名詞連発で支離滅裂なので注意してください。
なんかこういうのが書いてみたくなったんです。許してください。いつもの(略)
テーマはデレ損なった周瑜です(ええええ)


「とある国の閑話」(周瑜と)
死の間際の周瑜の独白。相手は気持ち呂蒙。けど誰でもいいや。
改行&指示代名詞多用につき注意。わーい皆性格が歪んでるよー(死ね)
気持ち周瑜→孫策。でも気持ち。気持ち過ぎる。











天は何故諸葛亮をお生みになったのでしょうか。
ああ、勘違いしないでくださいね。そして勘繰りもしないで下さい。
これは嫉妬でも羨望でも憎しみでも、ましてやこの世に絶望したとかそういうんじゃないんです。
只の独り言です。ええ、独り言。まぁ、誰かに聞くだけ聞いて欲しい、という
気持ちがあることは否定しませんよ。だからそんなに深く考え込まないで下さい。
聞き流してくれて構いません。少々不快な虫の声と言ったところでしょうか。
…まあ、あなたにそんな器用なことが出来るとは思いませんがね。
そう分かってあなたにこんなことを言うなんて、ええ、そういうことです。私も老いたものですね。
もうこの際何が良くて何が悪いかなど問いません。
この期に及んでそんなことを考える元気などもうありませんから。
だから、分かりますね?そういう前提で聞いてください。私も深くは考えていないのですよ。

 

それで、何でしたっけ。ああ…そうでした。諸葛亮の話でしたね。
まったく、天は何故彼なんかを生んだのでしょうね。
もう一度言っておきますよ。負け惜しみにも聞こえますが。嫉妬などではありませんよ。
第一理由がありません。私が彼に劣っているところなぞ何一つ無いじゃありませんか。
彼が私に嫉妬することさえあれど、その逆とか絶対無いですね。
何ですか、その顔。どうせ死の間際まで自信過剰だって呆れているんでしょう。
いいですよ。別に私はどうとも思っていませんから。
私は只自分に対して正当な評価を下しているだけです。ならば問題ないでしょう。
あなたは少し傲慢であることを学ぶべきだと思いますがね。
ああ、…それで、はい。諸葛亮のことです。もう、急かさないでくださいよ。
歳をとると話が長くなるものです。脱線しやすくなるものです。
まだ道があるだけいいじゃないですか。伯符の話なんか外れる道さえなかったんですから。

 

諸葛亮…ええ、諸葛亮です。嫌いかって?勿論嫌いに決まってるじゃないですか。
あなた今まで私の何を見てきたんです。今更何を聞いてるんですか。
ああ、やっぱりあの時殺しておけばよかったですよ。
結局劉備の援軍なんて殆ど役に立たなかったんですし…結果論、今更ですけどね。
ええ、…ああ、そうですね。つまりはそういうことなんですかね。
そういうことといえばそうですかねぇ、誰だって嫌いな人間に近づきたいとは思いませんから。
何ですか、その顔。私らしくないとでも言いたげですね。
この際、もう最後だから言ってやりますけどあなた少々私を過大評価しすぎですよ。
夢見がちにも程があります。散々あれだけ振り回してやったのに全然懲りないんですねぇ
あなたも、……伯符も。まったく、何ででしょう?
ああ、もうこの際だから言っちゃいますけ、あの時の春秋を朗読しながら岩を背負って
薪割り五百本?…あれ意味なかったです。言ってみただけです。ご苦労様でした。
あはは。いいですね、その顔です。そういう顔をしていて下さい。
そのほうが私の心もずっと安らぐ。あなたも伯符も私の心の臓にまったくをもって優しくない。
あなたたちのその無邪気な信頼は私のような人間にはちょっぴり重たいのです。
別にあなたたちが、…あなたが悪いわけではありませんよ。私が、そういう人間なのです。
しょうもないことで、どうしようもないことだったんです。
だから、私はここでこんな風に惨めに死んでいくんですよ。


ああ、天は、天は何故諸葛亮をお生みになったのでしょう。
どうして、私一人にしておいてはくれなかったのでしょう。
死の直前にあんな鏡を見たくはなかった。
そうしたら、もっと穏やかな気持ちでこうしていられたのに。

 

 

 

 

………………。
……そんな顔をしないで下さい。その顔は嫌いじゃないですけれどね。
あなたがそんな風に思うことは無いのですよ。
本来ならば、自分の人生に他人の人生を映しこむべきではないのです。
そんなこと、出来はしないのだからあってはならないのです。
少なくとも私はそう思っています。そう思って、生きてきました。そう出来たかは別ですがね。
あなたに強制するつもりはありませんが………いいえ、ありません。
己が心に自由であることが最も良いのでしょう、本当は。その是非は問いません。
そもそも何であれ、私の答えはあなたのそれとまったく関わらぬことだと思いますから。
ああ、もう何でもかんでも人に尋ねるものじゃありません。
あなたたちときたら、私が間違ったことを言うなんて思いもしないんですから。
少しは疑ってかかったらどうですか。からかいがいの無い人たちですね。
え?……当たり前です。何を言ってるんですか。私が間違ったことを教えるはずが無いでしょう。
あなたが私をそのようないい加減な人間と思い師事していたとは心外です。
…笑うところではありませんよ、今のは。
まったくあなたといい、………………………はあ、この国の未来は本当に大丈夫ですかねぇ。
心配でおちおち寝てもいられませんよ。

 

 


…………………………。
………無茶言わないで下さい。もう無理です。決まったことなんです。
あのですね。どうにかなるくらいならここであなたとこんな話をしてませんよ。
やることならそれこそ山ほどあるんですから。
冗談で死の床に付していられるほど暇じゃないんですよ、私。
文句なら伯符に言って下さい。あの馬鹿に。
あの馬鹿がせっかちなものだから、私はもうへとへとなんですよ。
こう見えてものんびり屋なんです、私。性に合わないんですよ、きっと。

 

まったくもう、ああ、急かさないでくださいよ。知りませんよ、そんなの。
今度こそ貴方一人で行けばいいじゃないですか。もういいですよ、私は。
あんなに、あんなに散々付き合ってあげたというのに、貴方は、貴方という人は―――――

 

 

 

 

 

 

…本当に、本当に最悪な気分です。
何故こんな風に死なねばならないんでしょうか。
殺しておくべきでした。殺すべきでした。
私の生き恥をそのままにしてこの世を去らねばならぬことが無念で仕方が無いのです。
何故、何故こんな最期の最後に、あと少しというところで、全ての終わりの目前で、
天はあのような男を舞台に上げたのか…!!それだけがかくも悔しく、恨めしいのです。
よく見ておきなさい、諸葛孔明。
あの男の末路こそ、この私、周公瑾の終わりなのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……見苦しいところを見せましたね、すいません。歳はとりたくないものです。
あと数日の内にお別れとなるでしょう。だから、きっとこれがあなたとは最後になりますね。
もう帰りなさい。帰って、必要なこと以外はすぐに忘れてしまいなさい。
これからこの国の未来を担うものが、こんな死に損ないと無駄話をする暇があるわけないでしょう。
いや、あってはいけないでしょう。そこで首を横に振るんじゃありません。
いいのです、これで。今日の話は、番外の番外の番外というところでしょう。
必要ないとは言いませんが、あってもなくても、いいことです。もう十分でしょう。
つまらない話をしました。けれど、付き合ってくれてありがとうございます。
だから、本当に、もうそんな顔をしないで下さい。男前が台無しですよ。
誰のせいでもないしょうに。言ったでしょう、人の人生を自分の人生に映しこんでしまうことなど、
あってはならないのです。あなたはあなたであるということを、決して忘れないで下さい。
私のようにはならないで下さい。
まったく、あなたは私の言うことを聞くようでいつもちっとも聞いてくれませんね。
素直なくせに頑固で。無知で浅慮だというのに自分の信じたものを疑いもしない。
あなたたちのような人間の横はとても居心地が悪いんです。
疲れるし、苦しいし、蔑んでいいのか羨んでいいのか、酷く惨めな気持ちにさえなった。
ええ、いいんですよ。それでよかったんです。
私は、あなたのそう言うところがとても好きなんですから。

 


…………………………。
……ふふふ、言ってくれますね。ええ、はい、そうですね。考えておきます。考えておきましょう。
けれど、それは……難しそうですね。言ってやりたいことは沢山沢山あるんですけど
それは……ええ、大丈夫です。考えておきます。ちゃんと”考えては”おきますから。
ずるい?そうです。私はずるい奴なんですよ。知らないんですか。知っていたでしょう?
知らなかったの、伯符だけですよ。

 

 

ええ、はい、それは………………ええ、だから、頑張りなさい。
せめてあなたが後悔しない様に。ええ、……………ええ、よかった。
長々とすいませんでしたね。けれど、感謝しています。とても、とても。
最後にもう一つだけお願いしたいのですがよろしいですか?
ありがとうございます。では、笑っていただけますか。

………硬いですよー…
……そう、それでいいんです。ええ、ありがとう。ありがとう。


最後までわがままを言ってしまってすいませんね。
それでは、これでお別れにしましょう。
ありがとう。殿に、皆に……機会があれば、あの男にもよろしくお伝え下さい。
ええ、はい。私もよろしく伝えておきますよ。勿論、覚えていたのなら。
………勿体無い言葉をありがとうございます。それでは、さようなら。

 

さようなら。
さようなら。
さようなら。














断然正史より周瑜派ですが、「天は何故諸葛亮をお生みになったのだ、何故私一人にしておいてはくれなかったのだ」という台詞が周瑜の悲哀と傲慢さを現していて大好きなので妄想周瑜なりに解釈してみた。失敗した。語り形式は頭が悪い人間が書くもんじゃないと思った。相変わらず雰囲気だけの話なんですがまあうちの周瑜って大体こんな感じ!の話。若いくせに老成してるわりに根っこが幼稚というか。自分の才能を自覚してる分性質の悪い傲慢さっていうか、うん。まあ要するに孫策に本当に言うべきだったことを言い損ねた周瑜萌え。そんなことは言わなくても孫策は信じ込んでるんだけど、そうとは信じられない周瑜萌え。要するに微妙に噛みあってない断金萌え。あと呂蒙→周瑜萌え(落ち着け)

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