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日本史(戦国史)やらゲームやら漫画やらメインに 二次創作と妄想を垂れ流すサイトです。 初めての方は”はじめに”からどうぞ。
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writer:柴漬亀太郎 2024-05-18(Sat)  
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大河ドラマ最終回感想
writer:柴漬亀太郎 2007-12-17(Mon) 大河感想 
最終回だからもういいや…!!そんな開き直った心とともにお送りします大河感想最終回。
正直開き直りすぎですので閲覧には細心の注意を払ってくださいませ。
特に
今回の最終回は非の打ち所が無い!感動した!!もう最高!!
と思った方は絶対に見ないで下さい。もれなく不快な気分になることが出来ます。
私の独断と偏見に基づいた理論を基とした感想ですのでご注意ください。
けど何だかんだと今まで凄く楽しかったです…有難う、風林火山!!



大河ドラマ「風林火山」最終回感想
いつに無く長文。いつに無く本音駄々漏れ。
最終回だからってやっていいことと悪いことは区別すべきだと思った。
今はちょっと反省しています…あ、うん…本当にすいません…でもさ…でもさ…
閲覧は自己責任で。見た後の苦情は受け付けられません。



OPから(回想)の連発に不安増大。
まぁ板垣信方(CG)とか予想してたんでそれよかマシだと自分を勇気付けてみる。
・信繁・諸角討ち死にの報の場面から。
悲しみに耐える信玄を見て(多分)自分の失策に思案を巡らせる勘助。
過去の大井夫人との会話の回想。
戦のない世を願う大井夫人に対し、勘助はそれはありえないと断じ、
仏さえも現世に出れば戦と無関係ではいられないとさえ言った。
そんな勘助を大井夫人は悲しい生き方をしている、と哀れんだ。
そういやそういう会話があったような無かったような…勘助が今そのことを思い出している
と言うことは、大井夫人の言った戦の空しさや悲しさを今感じているという事なんだろうけど…
勘助はみつやんを失って(戦じゃないけど)大切な人を失う悲しさを知っていた筈なのに、
自分の策が失敗して窮地に追い込まれてようやくそれを身に沁みて感じているとしたら皮肉だなぁ…
何て都合のいい男!とも取れなくも無いけど、もしそうだとしたら、勘助がずっと忘れてきた
ことを思い出すのは最後の最後、というのは本当にやりきれない気がします。
今まで失策の無かった(あったと思うけど)勘助の驕りと共にそれらが打ち砕かれるようで。
駒井に信玄を託し前線へと向う勘助。
敢えて危険な前線に赴くのは、失策、驕り、全てをひっくるめて清算せんとする必死の覚悟、
それこそ原作の勘助とはまた違った、ある意味死に向う覚悟なのではないのかなぁ、と。
あ、上↑は全て私の妄想です。
勘助を見送る信玄。
これが最後になっちゃうのかな…なっちゃうんだろうな…。
・甲斐にて。
於琴姫のもとを訪れる三条夫人。
於琴姫は凄く久しぶりな気がする。何だか落ち着いた感じがします。
それにしても三条夫人は凄く大人っていうか余裕ができたなぁ、と思います。
もとから優しい感じの人ではあったけど、前の信玄とのやりとり(と画面外のその他)で
全てではなくても悩みが昇華されたのかなぁ、と思ったり。
この人はこの人で進んでいく道を見つけたんでしょうね…三条夫人大好きだ…!!
なのにこの後のことを考えると切なくて仕方がない…くそう今週の風林火山紀行反則だろ…!!
・一方その頃上杉勢
武田軍が陣形を立て直したのを見て政虎に退き陣の考慮を進言する宇佐美。
と、それに反して信玄を殺る気100%な政虎様。お気を確かに!
しかし今回初めてじっくり見たけどその…鎧が…とてもオシャレでらっしゃいますね…。
そして始まる怒涛の政虎フィーバー☆タイム
「この悪しき夢(以下略)」 ポエム過ぎて吹いた。
全然話を聞こうとしない御屋形様。とりあえず突撃。
少し前の回で驕りを改め、歪みが昇華されたと書きましたが、
真っ当な道に進むどころか別の電波道に突入してしまった気がします……(うわぁ)
毘沙門天の化身っていうかもっとアレな感じのものに(強制終了)
・別働隊
本陣を救う為に急ぎ戻る別働隊の前に立ち塞がったのは。
真田と対峙する村上義清。色んな意味で互いに因縁の対決ですね…!
正直村上がまた出番を貰えるとは思っていなかったのでちょっと嬉しかったです。この村上好き。
それにしてもこの大河で真田は本当に美味しい役どころを貰ってるなぁ…美味しすぎじゃないのか。
真田ファンとしては嬉しいけど美味しすぎて若干複雑だったよ!嬉しかったけど!(結局か)
・本軍突撃
一方勘助は敵の本陣をつく作戦に出る。
正直この状況でどうやって突くねん(布陣図が想像できない)と思いますが
その辺は素人の素朴な疑問なので割愛します!(割愛してねぇ)
そこに突如義信が現れて自分が本陣をつくというが…
勘助は自分と義信の命の価値は違うと義信を諭す。
正直義信が勘助に「父上の傍に居てくれ」というのも意外だったし、
勘助が義信にあそこまで真摯に対応するとは思わなかった…私は勘助と義信を何だと。
特に勘助のほうは正直なところ義信を蹴落として勝頼を跡取りにとは言わないまでも、
勝頼・由布姫至上主義で義信のことはぶっちゃけどうでもいいと思ってそうだと思ってたので
義信と一緒にこっちまで驚いてしまった。(だからお前は勘助を何だと)
「勝頼様のこと、お頼み申す。」 武田家をお守りください。
勝頼を頼む、と言うのは予想できたけど、武田家を守れと勘助の口から義信に向って
これほど真摯に語られるとは思っていなかった…
甘利の回想。板垣の回想。
思えば勘助には”武田家の”という意識が存在しているようでしていなかったように思うのです。
自分ではそう思っているつもりで、”武田家”というよりは信玄を、勝頼を、由布姫を見ていた。
その齟齬が後々の悲劇の種を蒔いていく…私はずっとそういう話なんだと思っていました。
未来を見ているようで、見ていなかった。
勘助は最後の最後にそれに気づいたんだと、雪斎の言っていた”妄執”から抜け出したのだと、
それがたとえどうしようもなく遅すぎて、手遅れだったとしても…
そう思ったら物凄くやるせなく、切なく、少し涙が滲んできました。
勘助は馬鹿だ…馬鹿で駄目でどうしようもない男だったが、だからこそ…!!!
あ、もう一度言いますが上↑は私の妄想です。
・そして。
折角人が妄想に妄想を重ねて感動しているところに
ま た C G … !!!!!
もういいだろう…言わせてくれ、もう最終回だからいいじゃないか……
原作の由布姫だったら絶対こんなこと言わねぇ(死)
ああもう折角ちょっと感動してたのにまた姫モードかよああもう!!
さっきまでのが台無しにされた気分です…いや、元々妄想なんですけど…
だからね、仮に姫様が勘助に死んではならぬと思っていたとしてもここでは違うんじゃ…
いや、勘助がけして死にたがっているのではないとしたところは悪くないんですけど…
いや…もういい…凄く言いたいことは沢山あるんですけど全て私の妄想が前提だということに
最近気づいたので私が何も言う権利はございませんでした…。でもなぁ…(まだ言うか)
由布姫の思い出を振り返り戦場に突っ立って感傷に浸る勘助。
「某はまだ生きておりまする…御屋形様に天下を!!」
うん、まぁ早く行けよ。皆待ってるよ。
・某毘沙門様の突撃のせいで手薄になる本陣。
今回の戦争シーンの不満は(というか全体を通して)布陣の位置関係がよく分からんことですね。
上杉が(現在は)優勢であるという点も、折角の車懸りの陣もあまり活かしてない気がする。
戦の全体的な状況が見づらい、というのはやはり難しい課題なのかなぁ、と思ったり。
宇佐美と勘助のしょぼい一騎打ち。えええそんなに簡単に本陣まで行けちゃうのー。
宇佐美は勘助に共倒れにならぬ為に陣を引けと言う。
しかしそんな宇佐美に勘助は笑いながら切りかかる(語弊のある言い方)
さぞかし宇佐美はこのKコンビの話の通じなさに愕然としたことでしょう。
そして対峙する二人の間を
なんか戻っていらっしゃった…!!意味あったのか今のシーン!!!
凄い勢いで二人の間を駆け抜けて行く毘沙門天の化身(自称)
凄く…楽しそうです…そりゃ宇佐美も呆然とするわ。何やってんの?何やってんの大将!?
そしてそんな政虎様を「大将めっけぇぇぇ!!!」とばかりに追いかける勘助。
何?何この状況?まるで誂えたかのように信玄に向かって道の開いた戦場を駆け抜ける毘沙(略)
武田軍隙だらけ過ぎて泣いた。何だこれ盛大なコントか!?い、一騎打ち!?
もう意味わかんないこの演出。だから意味あるのかよこのシーン!!
「御屋形様大事ありませぬか!」 大 失 態 だ よ ! !お前ら本陣が手薄にも程があるよ!
二太刀受けたはずなのに傷は七太刀って少年漫画ですか。ジャン●の新連載ですか。
あー…やべ、この辺からもう顔が引きつってきた。
さっきからプロモにしか見えない件について。
・一国を滅ぼしてまで。
必死に政虎を追う勘助の脳裏に浮かぶのは先ほどの宇佐美の言葉。
一国を滅ぼしてまで、何を得たいのか。
勘助は守るべきもののために、と言いましたが、勘助の中でそれに整理はついたんだろうか…
自分の失策で守るべきものを失ったことに、本当に守るべきものが何なのか気づいたって
ことなんだろうか…その為に自分の守るべきものの障害になる政虎を取り除こうと必死なんだろうか
生きている限り、と言ったけど…死んでも構わないと、思っているんじゃないだろうか。
・さっきからラスボスにしか見えない件について。
勘助の視線の先に悠然とたたずむ毘沙門天の化身(自称)にこっちが困惑。
執念と言うべき意志の強さで政虎に追いすがる勘助。
勘助つぇぇぇ!!っていうか敵兵いねぇぇぇ!!!
刺され、突かれ、斬られまくってもまだ歩みを止めない勘助は不死身すぎるだろ。
というか本当勘助は何がしたいんだ…分からない、ここに来て勘助が分からない…
槍に刺されまくる勘助に板垣の最後がデジャヴ…それでもまだ動くか勘助は!!
・そして銃声が。
明らかに致命傷どころの騒ぎじゃない量をを被弾する勘助。音が、止まる。
まだ生きてるのかよ!!早く首取りに来いよ敵兵…。いや勘助早く死ねってんじゃないんですけど。
いや正直ここで静かに死んどいたほうがまだこう…すっきりと感動できたのではとかすいません。
回想多いな!っていうかここの回想はいらないだろ…さっきから回想だらけじゃないですか。
普通に波の音とかそういうのでよかったんじゃないんですか。
何故か誰もいない戦場。だから早く首取りに来いよ!!
そこに近づく人影が一つ。…平蔵!!!そういえば忘れてたよ!!
幾らなんでも勘助しぶと過ぎだろう…とは思うけどこの対面にはちょっと感慨深いものが…
50話紆余曲折、お互い異なる道を進んでここで出会うんだもんな…流石にちょっとくるよ。
何故か勘助と平蔵が二人っきりの戦場。二人だけの世界。
ああ、そうか。勘助を殺すのは平蔵なのか。そうやって、二人の因縁が終わるのか。
と思いきや平蔵は後ろからの矢にあっさり撃たれて死亡…え、えええええええええ!!!??
勘助はあれだけやられて生きているのに!!?へ、平蔵ォォォォォォ!!
勘助が見たのは別働隊真田の六連戦。別働隊が戻ってきたのだった…!!む、村上は!?
「勝ちじゃ…!!!」 ちょ、勘助お前さっきまでの平蔵への思いはどこに行った!
平蔵、わしを殺せ…→(勘助…!)ちょっと感慨→平蔵射殺→勝った!!
あまりに平蔵が哀れすぎる…!!!
え、いいの!?それでいいの!?ある意味正しいけど!!
感動に浸る勘助の背後から迫る人間が、そして。
・山本家。
勘助の死を悟るリツ。
リッちゃん…勘助は死んだよ…死んじゃったんだわ…勘助はもう…
・戦は終わって。
散々両軍(と視聴者)を振り回してくださった政虎様。
俺たちの戦いはまだ始まったばかりだぜ!!
・平蔵生きてた。
生きてて良かった!(あれは悲惨すぎる)と思う反面辛い…あまりに辛すぎる…
あまりに痛々しすぎる描写に目を背けたくなります…本当悲惨な男じゃ…
子供の名前にはそういう意味が…ヒサが…矢崎家子供たちいい子達だなぁ…
平蔵もようやく妄執から脱することが出来たのかな…遅すぎたけど、
ヒサや子供たちと生きていたいって気づいたのかな…遅すぎたけど、本当に遅すぎたけど。
・勘助の名を呼んで探す伝兵衛。
伝兵衛が生きてたことにまずほっとする…ああ、伝兵衛だけでも無事でホントよかったよ…
戦場には摩利支天を握った死体が…ああああああああああ…
・武田陣中。
信繁と諸角の首は取り戻せたのね…そり嬉しいだろうな、悲しいけど…。
また回想か…いや、いいんだけどさ、何か冗長なんだよ…いいシーンなんですけど。
もっとこう要所要所を効果的に抜き出せなかったのかな……兄弟最高だよハァハァ(どっちだ)
勘助の死骸を背負ってやってくる伝兵衛に……!!卑怯だ…これは、これは卑怯だよ…
首は、無いんだよな…それでも…それでも勘助を帰還させようとした、伝兵衛が…!!!
そしてまた、勘助の首も取り戻される。山本家の人間たちが熱いよ…勘助を帰そうと…!
首と胴を合わせてやれ、という信玄。勘助は、帰ってきた。
上手く隠しているけどよく考えたらえらいグロいシーンですね…
胴から離れた勘助の首を見て、
「勘助…こいつ笑ってやがる…」 え、これ何ていう少年漫画?
円陣…、う、運動部…?え、あ、置いていかれているのは私だけですか?
正直こんなに爽やかに終わられても困るんですけど…え、あ、うん、えいえいおー…
・平蔵ォォォォォォォ!!
もう平蔵だけが私の胸をどうしようもなく締め付ける…平蔵、平蔵ぉぉ…
倒れ付す平蔵を見つけるのは何時ぞやのオババ。
オババが出てきたとき散々なんでやねん、と言いましたがこの時の為だったのか…!
平蔵は助かったのかもしれない、無事にヒサと子供たちのもとに帰れたのかもしれない、
視聴者にそう思わせるためか…ちょっとここは良かったかもしれないオババは納得いかないけど。
でも個人的には平蔵は帰れなかったんじゃないかな…と思ったり。
そのほうが好みということもありますが(死)、この話をそれなりには見てきて
取り返しのつかない業というのがテーマの中に一つあったように思ったからです…。
だから勘助は爽やか過ぎると平蔵はもう一人の勘助でもあって、同じ末路でもある、と。
なんとなく自分の中でそのほうがしっくりきます…平蔵ゴメン。私の中でお前は死んだ。
・今までのダイジェストはそれなりに感動するんですけど…何か騙されてる気がします…
千住先生の音楽は相変わらず最高ですなぁ…
さようなら勘助。みつやんにちゃんと何かいってやってくれよ…おやすみなさい。

 

完。


《うだうだな雑感》
何か上手く纏められたような、凄く誤魔化されたような感じがします…アレ?
なんか大事な問題をうやむやにされたような…あ、良かったですよ…そんな気がしないでも(略)
でも風林火山紀行・武田家その後のほうが泣けたよ(爆死)
長篠で多くの家臣を失ったというのに馬場しか映ってなかったのが悲しかったです。(しゃあないやん…)
馬場が映っていただけいいじゃないか…(馬場んとこだけでこみ上げちゃってもう…)
何がいけないって、つまり私が妄想しすぎたのがいけないんです。
妄想しすぎて自分の中で勘違いした物語の筋が出来てしまったのがいけないんだと思います、
勝手に理想を作り上げて勝手に幻滅してるってやつですね…ちょっと反省してます。
自分の解釈が全てではないことを分かってはいましたが捨てきれなかったんです…!
お陰で素直に見れなかったってのがあると思います。あと原作信者だったこと。
次にドラマを見るときはこの点を反省してみようとおもいます…
結論→「妄想はほどほどにね!」

何はともあれ役者の方々NH●も一年間お疲れ様でした!
文句ばっかたれてて今も言いたいことめちゃめちゃあるんですけど凄く楽しませてもらいました。
久しぶりに次週が、次週がと楽しみに出来る大河だったし、
登場人物について色々考えることが出来る大河でした。つまり面白かったです。
色々自分でも考え直すことが色々あったので近いうちに雑感でも書こうと思います。
良かれ悪かれ色んな登場人物を好きになることが出来ました。
そして今までこんな糞感想にお付き合い下さった方々、本当に有難うございました。
最後まで感想がこんなんで本当にすみません…少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。

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