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日本史(戦国史)やらゲームやら漫画やらメインに 二次創作と妄想を垂れ流すサイトです。 初めての方は”はじめに”からどうぞ。
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writer:柴漬亀太郎 2024-05-09(Thu)  
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ああああ…
writer:柴漬亀太郎 2008-02-11(Mon) 戦国(小説) 
問い:お腹痛くて寝れなくて気晴らしにDSでレベル上げを始めたが10ぐらい上げたところでうっかり全滅してしまい(勿論未セーブ)レアアイテムも水泡に帰したお馬鹿な人間の気持ちを400文字以内で答えよ。
答え:すごく…鬱です…

つまり鬱すぎて昨日(?)は更新する気力もありませんでした。どうみても駄目人間です本当にry
もっかいやり直す気力とかほんと無い。やるけど(やるのかよ)このリメイクは難易度の上げ方が何か違う。
何か今日も眠れない気がする…もうバレンタインとか諦めるわ。
一回書いてみたかった犬伏の別れの話ですが(肝心な所書いてませんが)
なんかちょっと色々問題のある出来になってしまいました…アレ、これ怒られるんじゃね?
基本的にうちの真田家(独立後)は「義?なにそれ美味しいの?」みたいなノリなのですが
それにしてもいい加減にしろ見たいな感じになってしまいました本当にすいませんだが載せるぜ(え)
ここまで読んでぴくっときた方々はもうやめといたほうがいいと思います…特に信繁好きさんとか…
すいません自分本当に真田家皆東軍とか昌幸・信幸VS信繁とか昌幸VS兄弟とか
割と真剣に考えたことある人間ですすいません。え、だって何か面白くね?
違うんです西軍や信繁が嫌いなんじゃなくってうちの真田家がアレなだけで(以下略)
なんか最近疑わしくなってきましたがこれでも信繁好きなんですぜ…



「そしてさようなら」(信幸と信繁)
犬伏の別れの直前の二人。そろそろ歴史ものっぽいタイトルをつけるのを諦めはじめました。
致命的に空気が読めていない感じの信繁と珍しく弱音を吐く信幸。

 


「天下なんて、欲しいわけじゃないだろうな。そんなの、できるわけがないんだ。」

だから、親父の望んでいることは。
そこまで言って、その先の答えを言うことなく頭を伏せた信幸に、
何一つ兄の心を慰める言葉を持たぬ自分を信繁は恥じた。
自分と違い人一倍物事に気をめぐらす双子の兄は普段から気苦労の多い性質だった。
だから兄の困ったような、呆れたような表情は見慣れていたし、
双子の片割れのありとあらゆる表情を知っているつもりだったが――勿論今比するものではないとは
分かっているけれども――今隣にある篝火に照らされたその横顔を信繁は知らなかった。
星の光は遠く、こんなにも静かな夜もあるのだと場違いにも思う。
ぱちぱちと爆ぜる炎の音だけが二人の間の沈黙に時の流れを伝えていた。
恐らく、これが最後の機会になる。もうすぐ父は自分たちを呼ぶだろう。
そう知りながらお互いかける言葉が見つからず、時は無為に流れるばかりだった。
否、信繁は知っていた。
正確に言えば信幸も勿論知っていたのだけれど――少なくとも信繁には兄に言うべき言葉があった。
それを今の今まで言わなかったのは兄の言葉を先に聞きたかったのもあるし、
何より酷く混乱していたからだった。信幸を思いやりたい気持ち以上に、彼自身が混乱していた。
信繁自身、己の選択基準は至極簡単で単純だということを理解している。
信繁は真田の行く道に従う。豊臣にも徳川にも興味は一欠けらもなかった。
恩も義も別にどうでもよかった、(が同時にこの戦に豊家への恩も義理も関係ないと思っている。あるのは単純にお互いの覇権をかけた二つの大きな力のぶつかり合いだけである。豊家はあの戦で失敗した。それだけだ)だからどちら側になどと言う問題は彼の心に何一つ関わらない。
あるとすれば真田の行く末の問題だが――正直なところを言えば(とても言うことは出来ないが)
彼にとってはそれさえどうでもよかった。真田が滅びるならば共に滅びるだけである。
信繁にまるで脳髄を掻き乱されるような苦しみを与えたのは彼にとっての真田――父と、兄が、
それぞれが別のものになってしまうという恐怖だった。
ぱちり、という音をまた一つ数えながら信繁は考える。
兄の言葉を聞くうちに幾分か冷静になったし、何より一番辛いのは兄だとも思った。
この戦に勝つのはまず徳川だ、と義父には悪いが信繁は思っている。
恐らく、父も兄も同様の筈だ。父は自分たち以上の根拠に基づいた確信があるに違いなかった。
だから、こんなときいつもなら家族の選択肢は決まっている筈だったのだけれど。
(父上、源三、)
信繁自身、己の選択基準は至極簡単で単純だということを理解していた。
けれど今までもそうしてきたし、これからもそうするべきであると思っている。
彼が真に思いやり、愛し、守るべきは真田であり、父であり、兄であり、家族たちだった。
何かと性格の違いからかぶつかり合うことの多い二人だけれど、昌幸が信幸を愛していることも、
信幸が昌幸を何よりも尊敬していることも信繁は知っていた。誰より二人の傍にいたのだから。
ぱちり、ぱちり、音がまた一つ。自らの足に落ちた視線を信幸のそれに移し、
その具足をよじ登るようにしてたどり着いた横顔を再び見つめた。
苦しみに歪められた己と同じ顔に、酷く胸を締め付けられる。

(源三、源三郎。いいんです。こんなときくらい、本当のことくらい、たった一つくらい、源三の好きにしたっていいんですよ。ほらいつもの通り、いや今度こそ俺が源三の本当の影になる。何もかも源三の通りにできなくても死ぬ気で努力します。源三には遠く及ばない俺ですけどやり遂げて見せます。源三は何も心配なんかしなくていい。俺がやります、もしものときは真田は俺が何とかします。義姉上のことも必ずや説得して見せますから。最悪俺が本当に源三に成り代わったっていい。源三の恩も忠義も尽くします。大丈夫です、全部大丈夫。だから、だから源三郎は父上と)


そう言いたかった。
声にならず、吐息が漏れた。何度も何度も言おうとして、擦れた息だけが空しく繰り返された。
混乱が体中を駆け巡るのに一歩遅れて、正体のわからぬ冷静さが体中を支配していく。
何故、どうして、言うべきことが言えないのか分からず情けなさにに拳を握り締める。
分からない、しかし理解する。信繁は、けしてその言葉を言うことができないのだ。
だが信幸はそんな信繁を見て穏やかに笑う。寂しげに、しかし心底安堵したというように笑った。
泣きたくなる。蜃気楼のように遠く、少女の残像が微かに脳裏に瞬き消えた。

「俺は、ずっとこんなときが来るのが怖かった。」

背後から時を告げる足音が聞こえる。
それはこの乱世の常であり、宿業であり、何度も渡ってきた細い糸の道だった。
苦しみを苦しみだと思わなかったのは何故か、今このときになってようやく思い出す。
(俺は、きっと考えもしなかった。)
震える声に対する応えは、やはり声にならなかった。





(ありがとう、分かってるよ。分かってるけど、お前がそう言わなくて本当に良かった。)










何か全体的にすいませんでした…違うんです本当はもっとこう何かえーと違うんです!(謎)信幸に昌幸と一緒に暴れまくるという夢を見せたかっただけです妄想でした…(いつものことだよ)信繁さんが笑えるほど空気読めてませんが仕様です(死)自覚してないオチで大谷さんちがどうでもいいわけじゃないですよ多分(多分かよ)あと信幸は家康に恩を感じてると思いますがえっと…その辺はっていうか全体的に表現力不足ですゴメンナサイ。本当は前半部に密書を貰ってハイになり三成やら家康やらに暴言を吐きまくったあげく信幸のことを思い出してちょっと凹む昌幸さんが居ましたが流石に無いわアレ。

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